MRIとは |
従来のX線や超音波などはいっさい使用せずに、磁石から発生する「磁力」とラジオ波に似た「電波」で体内から情報を取り出し、「コンピュータ」で画像化する手法です。 |
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頭部血管 |
MRI装置 |
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脳卒中とは |
脳卒中は脳梗塞(血管がつまる),脳内出血・くも膜下出血(血管が破れる)の総称です。何らかのトラブルが原因となって脳内の血管が詰まったり破れたりすると、脳に血液が十分に行き渡らず脳内細胞が壊死してしまいます。
後遺症としては障害を受けた部位により半身が動かなくなる(運動障害)、半身の感覚が鈍くなる(感覚障害)、言葉が出ない(大脳皮質障害)などが現れます。早期発見、早期治療では後遺症がほとんど残りません。しかし治療の時期により後遺症の残り方が大きく異なります。 |
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脳MRIでわかること |
脳MRIは重度の後遺症が多いといわれる脳梗塞、死亡率の高いくも膜下出血、認知症の原因と考えられる脳の萎縮など脳の病気の「」のための検査です。検査は身体的な負担がなく、副作用の危険もほとんどない磁力を使ったMRI装置で行ないます。 |
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脳MRIで発見できる主な疾患 |
・無症候性脳梗塞
動脈硬化により非常に細い血管が詰まった状態です。年齢相応の場合は異常ではありません。症状はありませんが動脈硬化の進み具合によっては将来脳梗塞の原因となったり、認知症になったりします。
・未破裂脳動脈瘤
くも膜下出血の原因のほとんどが動脈瘤の破裂によるものです。動脈瘤は血管にできた風船のような「こぶ」で、もともと壁が薄い分岐部にできます。年齢とともに膨らみはじめ、割れるまでは何の症状もありません。多くは40〜50歳だいになって、ある日突然割れることがあります。
・無症状の脳腫瘍
・脳動静脈奇形
・慢性くも膜下血腫など |
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